自宅のパソコンまわりをイイものにしよう。
とりあえず、爆速で変化が分かる「キーボード」を変えることにしました。
どうせお金を出すんだし、いいモノを買って長く使おう。
カチャカチャうるさいキーボードはイヤだから静音系にしよう。
あとはどのメーカーを選ぶか。
とりあえずネットで「キーボード 高級 静音」とか「キーボード メカニカル 静音」でググってみて、良さげなものを3つピックアップしてみた。
- FILCO Majestouch
- 東プレ REALFORCE
- Keychron K8 Pro
今回、僕が選んだのはFILCOの「Majestouch 2SC ASAGI」というキーボード。
ってのも、見た目が悪魔の血みたいな色してるんですよ。
「こんなん買うヤツだれもいねぇだろ」と思ったんですが、ノリと勢いで即買いでした。
FILCO Majestouch 2SC ASAGI 静音赤軸
購入したのはフルサイズの日本語(JIS)配列。
軸は「静音赤軸」を選択しました。
「軸」って何?な人へ
メカニカルキーボードのキーキャップを外すと中に入ってるのがコレ。
正式にはキースイッチと言われるもので、日本では「軸」と表現します。
定番軸は「赤」「青」「茶」の3種類。JリーグでいうとJ1。
他にも「静音(ピンク)」「黒」「銀」といったものもあるけど、これらはJ3くらいの流通量。マニア向け。
定番である赤・青・茶軸の特徴をカンタンにまとめてみました。
- 打鍵音:スコスコ
- 打鍵感:軽くてキーの跳ね返りが少ない
「迷ったら茶軸を選んどきゃ間違いない!」とかいろんなサイトで見かけますけど、その安易な感じが僕は好きじゃない。
というか、実物に触れてみて自分の好きなやつを買うのが一番。
スコスコな感じが好きなのかシコシコするのが好きなのか。
もうそれだけの話。
FILCO(フィルコ)のキーボードを試し打ちするなら、有楽町のビックカメラか池袋のビックカメラがおすすめ。たくさんのキーボードが置いてあって、個人的に試し打ちの聖地だと思っている。特に有楽町ビックカメラのキーボード取り扱い数はヤバい。フィルコの他にもリアルフォース、アーキス、キークロン、ロジクール…etc。キーボードに沼ってる人なら何時間でもいれる。もはやパラダイス。
話を戻そう。
まずは箱を開門。
アバカム!!!!!
取説とキーボード工房(セミオーダーメイド)の案内が入ってました。
ドラクエⅡとⅢだけに登場したすべての扉が開けられる呪文。一見便利そうに見えるが、呪文を覚えるレベルがゲーム終盤になるのでドラクエでいちばん使えない呪文としても有名。でも「ダイの大冒険」でアバン先生が使うアバカムは最高にカッコいい。
おそるおそる箱から出しました。
悪魔の血で染めたかのような色。
なんか、ちょっと古い工場とかに置いてある作業機械がこんな色してるな。
変な色?
いや、エロくね?
これが商品名ASAGIの所以、あさぎ色。
あさぎ = 浅葱
つまりは葱(ねぎ)色です。
本当は王道のブラックがほしかったんですよ。
カッコいいし、汚れにくいし、なんつったって無難。
でも僕の中の「リトルノッツン」がこう言ってきたんです。
「無難とかマジつまんなくね?」
…。
……。
っしゃ買ったるわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!
そして今まさに変態とエロの神がこのキーボードを買えと言っているぅぅぅ!!!!!
ぬぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅーーーーん。
というやり取りがあり現在に至ります。
不思議なもので、この配色をずーーーーっと見ていると「めちゃくちゃカッコよくね?」って思えてきます。
そうです、これが洗脳というやつですね。
ギャラリー
いろんなアングルから…変態な写真をいっぱい撮ったから…載せとくね♡
購入を考えてる人は参考にどうぞ。
紫色に光ります。
なんとも言えない妖艶さ。
あさぎ色に紫のLEDってやっぱエロい。
かなキーの左に見たこともないくるくるマークがっ!
「なんやコレ!?」と2秒ほど焦りましたが、押してみたらただの「変換」キーでした。
くるくるマーク(変換)にバツなので「無変換」という意味。
キーはアルファベットと記号表記のみ。
ファンクションキーの手前側のマークは便利キー。
「Fn」を押しながらそれらのキーを押すことで、音量を上げ下げしたり音楽の早送りなどができるようになってます。
ちゃんとステップスカルプチャー。本体の傾斜調節は1段階のみ。
滑り止めは効きすぎるくらい。おそろしいほどブレない。
良い点・悪い点
まぁいろいろ意見はあるだろうけれども、あくまで僕の感想ということで。
良い点①:表現できないただならぬ優越感
人とは違う妖艶な、というかとにかくド変態なキーボードを探してる人に「Majestouch 2SC ASAGI」を推しまくりたいです。
きっとゾクゾクするような、エキゾチックジャパンな…どう表現していいのか分からない謎の優越感にひたれます。
「俺さぁ、エロいキーボードを持ってんだよね~♪」とか、ちょっとした話のネタになる…かもしれない。
そもそも買った自分が言うのもおかしいんだが、こんなキーボードを買いたいヤツの気がしれない!
悪いことは言いません。
お金をムダにしたくない!って人は絶対にブラックを買いましょう。
そしてどうせなら最新型の「Majestouch 3」を買いましょう。
良い点②:本体の傾斜が絶妙
さっきの画像にもあったとおり本体の傾斜調節は1段階のみ。
見た目として少し足が低いかなぁと感じましたが、実際にキーを打ち込んでみるとかなり打ちやすい。
ものすごく考えられた絶妙な角度。リストレストなしでも手が疲れません。
不思議です。
悪い点①:静音赤軸なのに静音じゃない
そもそも「静音赤軸」とほざいているくせに、キーを押すとカコンカコンとまあまあ音が出ます。
通常の赤軸より30%減音なはずなんだが…。
青軸ほど騒がしくはないけど個人的には残念な音でした。
あとメカニカルキーボードでよく話題になる残響音について。
「メカニカルは打鍵したあとに金属のような残響音がする」
こんなことが様々なクチコミサイトに書いてあったけど、実際に触ってみてその意味が分かりました。
キーを打ったあとに確かに「カァーン」とか「タァーン」といった残響音がします。
最初はなんにも気にならなかったけど、静かな部屋で使うとかなり耳障りな音に。
一度気になりだすともうダメですね。
一番の残念ポイント。
特に「Enter」を叩いた時のカァーーン!!は、けたたましい残響音。
打鍵感は赤軸がベースになってるはずなんですが、特有のスコスコ感がぜんぜん感じられない。
静音軸だからなのか?
文字を打っていてもメカニカルの気持ちよさが指先に伝わってこない。
残念。
※ちなみにこの文章はすべて「Majestouch 2SC ASAGI」で書いてます。
悪い点②:クソ重い
メカニカルキーボードあるある。
クソ重い。
1.2kgです。
「メンブレンのワイヤレスキーボードなんてもはや羽」って言いたくなるくらいクソ重い。
悪い点③:ワイヤレス非対応
これもメカニカルあるある。
Bluetooth?え、何スかそれ?みたいな。
最近はBluetooth接続のメカニカルキーボードもチラホラ出てきた。
がっ!メカニカルってまだまだ有線が多い。
というか逆に有線じゃないと維持がムズい。
メカニカル系はワイヤレスの電池持ちがクソ悪いです。
あ、失礼しました。
クソとか言っちゃって…。
クソ以下です!
メンブレンのワイヤレスはアルカリ電池1本で2年とか使えるのに。
コスパ悪すぎでしょ。
欲しい人は急げ!「静音赤軸」は完売!
「こんな変な色したエロいキーボードを僕以外の誰が買うのだろうか?」って思ってたんですが、ダイヤテック社のホームページ(↑)を見たらなんと衝撃の事実が!
完売しました
しかも静音赤軸だけ。
ウソでしょ!?
人とは違う怪しいキーボードが欲しいなら急いだ方がよさそうです。
amazonなどを駆使して早くゲットすべし!
と言いたいところですが、本当に購入する場合はポチる前にちゃんと試し打ちをしておきましょう。
あなたはこの怪しくて妖艶で気色悪いド変態キーボードを手にする覚悟はあるか!?
そゆこと!
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