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たにまる
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ポジティブに生きるためのブログです。たぶん。

クレイジー旅行記と言えばこの小説① 深夜特急1(香港・マカオ)

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今日の内容は別に何かを伝えたいわけじゃない。

ただ自分が「ある本」を読んでグッときた言葉というか「これこそがまさしく理想の生き方だっ!」ってことが書いてあったからメモっとく。

なお、この小説を読むと無性に海外旅行へ行きたくなりますので、金欠の人はご注意ください。

もくじ

深夜特急1 香港・マカオ

深夜特急シリーズは旅行記としてはそれはそれは有名な本。

作者である沢木耕太郎氏の約2万キロにわたる旅の話です。

この本は1~6巻まで出てるけど、最初の1巻(香港・マカオ)だけでもすごいインパクトがあった。

(というか、まだこの1巻しか読んでない)

昨日、2巻(マレー半島・シンガポール)を買ってきたから早く読みたくてウズウズしてる。


ちなみにこの本、沢木さんが26歳の頃の旅行記だから、えーっと…今から約50年前のハナシです。

もちろん当時と今では各国の情勢も違うと思うけど、そんなことより沢木耕太郎という一人の若者が仕事をすべて投げ出して単身で世界を旅するってこと自体スゲぇ!って感心するばかり。

実際に沢木さんが世界を巡り「見て、聞いて、感じた」ことが描写されているからこそ、これほどまでに人を惹きつけるおもしろい本が出来上がったんだと思う。


この本を読んでる中で、こういうふうに生きていけたら幸せだな~って思える言葉があったのでメモっときます。

沢木さんが最初の目的地である香港に到着し、宿泊先である黄金宮殿(超ボロ宿)に泊まった翌朝に発した言葉です。

<さて、これからどうしよう……>

そう思った瞬間、ふっと体が軽くなったような気がした。

今日一日、予定は一切なかった。せねばならぬ仕事もなければ、人に会う約束もない。すべてが自由だった。そのことは妙に手応えのない頼りなさを感じさせなくもなかったが、それ以上に、自分が縛られている何かから解き放たれていくという快感の方が強かった。今日だけでなく、これから毎日、朝起きれば、さてこれからどうしよう、と考えて決めることができるのだ。それだけでも旅に出てきた甲斐があるように思えた。

沢木耕太郎 『深夜特急1(文字拡大増補新版)』 新潮文庫(2020年) p69

全人類が思い描く人生の理想形は、まさにコレなんじゃないでしょうか?

何をするかは決めてない。しなきゃいけない仕事もない。すべてが自由。

最高じゃん、こんなの。

別に旅なんかしなくたっていい。会社や家庭に縛られない生き方をしてみたいだけ。

ただそれだけ。

そしていつかこの言葉を自分で体現できるように日々努力するのみ。


そゆこと!

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